
最後には、うるうるした目のまま一生懸命に笑顔を作ってあいさつをしてくれました。大丈夫かな……。私たちは、後ろ髪を引かれる思いで帰ることに……。
施設であーちゃんの部屋を片付けている途中、何度もあーちゃんが「今日からここに住むの? 今日からなの?」と不安げに聞いてきて、私たち姉妹も、この様子ではすんなり帰れるだろうかと不安になってしまいました……。しかし、夕食の時間になり、職員さんに連れられて食堂に行ったあーちゃんは、同じテーブルに座っていたおばあちゃんたちと話していたようで、少し安心しました。
あーちゃんが夕食を食べている間、私たち姉妹は再度買い出しに行きました。施設に戻るとすぐにあーちゃんが飛んできて「帰っちゃったかと思ったわ」と涙目。新しい環境で不安になり、娘たちに帰ってほしくなかったのだろうと思います。
その後、あーちゃんの携帯から父に「今日から管理のため入院します」とメールを送信。携帯は新しいものにその場で取り替えて、今後は父があーちゃんに直接連絡を取れないようにしました。これで、今日やるべきことはすべて終わり。そろそろ帰るとあーちゃんに告げたところ、あーちゃんはまたもや涙目……。私たち姉妹は、後ろ髪を引かれる思いで施設をあとにしました。
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ホームへの引っ越しは、ワフウフさん姉妹にとっても大きな決断で、あーちゃんと同じくらい不安だったのではないでしょうか。あーちゃんが涙目で別れのあいさつをしているのを見るのは、想像以上につらかったと思います。でも、この決断を下すまでには、ありとあらゆる手を尽くしたので、これが今できる最善の選択だったと自信をもってほしいですね。
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