福祉施設のクラスター、全国で100件に 厚労省 高齢者施設は66件

福祉施設のクラスター、全国で100件に 厚労省 高齢者施設は66件

厚生労働省は2020年8月5日、全国の福祉施設で発生した新型コロナウイルスのクラスターが8月3日時点で100件にのぼったと明らかにした。

自治体の報告などを基に独自に集計した結果として公表した。 

それによると、全国のクラスター発生数は8月3日時点で670件。内訳は飲食店が153件、医療機関が140件、福祉施設が100件、その他の施設が277件となっている。 

福祉施設の内訳は、高齢者福祉施設が66件、障害者福祉施設が11件、児童福祉施設が23件だった。 

日本は欧米の先進国と比べて、高齢者福祉施設の死亡者数がかなり少ない。死亡者全体に占める割合も低く、サービスを担う職員の取り組みの成果だと評価されている。ただ現場は綱渡りの厳しい状況が続いており、政府には支援策の一層の強化が求められている。

情報提供元:介護のニュースサイトJoint

介護ニュースの最新記事