厚生労働省は2021年2月17日、高齢者福祉施設で発生した新型コロナウイルスのクラスターがこれまでに1000件を超えたと発表した。
2月15日時点で全国で1017件。先週発表の8日時点では991件だった。
コロナとの戦いの難しさを改めて浮き彫りにするデータ。介護現場はリソースも乏しいなか、昼夜を問わず懸命の対策をとり続けている。ただ、人と人との接触がどうしても避けられない業務の性質もあり、感染拡大をなかなか防ぎきれないのが実情だ。
厚労省によると、2月15日時点の全国のクラスター発生件数は5104件。このうち、高齢者福祉施設は19.9%で最も多い。
内訳はこのほか、飲食店が947件、企業が941件、医療機関が874件、学校・教育施設が624件などとなっている。児童福祉施設は220件、障害者福祉施設は123件だった。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint