新型コロナウイルスの感染拡大を受けて現場に十分な注意を呼びかけている介護施設での面会について、厚生労働省は今後、入所者や面会者がワクチンを接種している場合などに対面実施を検討するよう促していく考えだ。
専門家で組織するアドバーザリーボードの会合で2021年11月9日に明らかにした。近く通知を出す。
一時は原則として中止すべきとされていた介護施設での面会だが、既に一律の制限はかかっていない。国は基本的な対策の徹底を前提として、入所者らのQOLにも十分に配慮して判断するよう呼びかけてきた。現場は個々の実情に応じて柔軟に対応しているが、一部には面会者の来訪をかなり厳しく制限しているところもある。
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厚労省は今回のアドバーザリーボードで、ワクチン接種が広く進んできたこと、介護施設でのクラスターが減ったことなどを説明。地域の感染動向も踏まえた基本的な対策の重要性を改めて強調したうえで、「入居者・面会者がワクチン接種済み、または検査陰性と確認できた場合には、対面での面会の実施を検討することとする」との方針を示した。
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あわせて、「ワクチンを接種していないことを理由に著しく不当な扱いとならないよう留意すること」も求めていくとした。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint