健康寿命、男女とも延伸 平均寿命との差も縮小 厚労省

健康寿命、男女とも延伸 平均寿命との差も縮小 厚労省

介護などを受けずに日常生活を制限なく送れる期間を示す「健康寿命」について、厚生労働省は2021年12月20日に最新のデータを公表した。

2019年時点で男性が72.68年、女性が75.38年。3年前の2016年と比べて、男性が0.54年、女性が0.59年延伸していた。

2019年の平均寿命は男性が81.41年、女性が87.45年。健康寿命との差は男性が8.73年、女性が12.07年だった。この差は少しずつ縮小していく傾向が続いており、厚労省は更なる改善を目標に掲げている。

厚労省は20日の「健康日本 21(第二次)推進専門委員会」にデータを報告した。専門医の委員長を務める東北大学大学院の辻一郎教授は、健康寿命が伸びた要因について、「がんや心臓病、脳卒中などの発生率の低下があげられる。喫煙率の低下や高齢者の社会参加の広がりも一因」と説明した。

情報提供元:介護のニュースサイトJoint

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