厚生労働省は来年度から、要支援・要介護認定、更新認定の申請書の様式を変更する。様式を定めている通知を改正し、介護保険最新情報のVol.1040で広く周知した。
新たな様式では、高齢者の医療保険の保険者名、保険者番号、被保険者証の記号、番号、枝番などを書き込む項目を新設。要支援・要介護認定の区分変更申請書、サービスの種類指定変更申請書も同様に見直した。
医療と介護の情報連携の精度を高めることが目的。双方のレセプトデータベースの連結解析が可能になったことなどを受けて、厚労省が制度の効率化・合理化に向けて進めている環境整備の一環だ。
厚労省は自治体に対し、令和4年4月1日の要支援・要介護認定などの受け付け分から新たな様式を使うよう要請。一方で、「医療保険の被保険者番号などが記載されていないことをもって、申請を受け付けないことは適切ではない」と説明し、個々の状況に応じた柔軟な対応を促した。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint