介護施設のクラスター、減少に転じるも高水準続く 厚労相「引き続き感染状況の注視を」

介護施設のクラスター、減少に転じるも高水準続く 厚労相「引き続き感染状況の注視を」
《 加藤勝信厚労相(11日)》

厚生労働省は11日、全国の高齢者施設でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターの件数を新たに公表した。今回は年末年始を挟んだため、データ公表が2週分となっている。

厚労省の報告はグラフの通り。1月4日0時までの1週間で861件、10日0時までの1週間で722件だった。減少に転じたのは10月半ば以来11週ぶり。

2週連続の減少となったが、1週間の件数は700件超と高いまま。依然として厳しい状況が続いている。

加藤勝信厚労相は11日の専門家会合で、「新規感染者数や重症者数が増加傾向にあるほか、病床使用率も上昇傾向だ」と指摘。「検査件数が減少する年末年始や3連休が終わった。そうしたことの影響を念頭に置きながら、今後の感染状況を引き続き注視していく必要がある」と述べた。あわせて、流行期に入った季節性インフルエンザにも注意を呼びかけた。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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