加藤厚労相「医療、介護、年金などの保険料を子どもに持っていく余地はない」

加藤厚労相「医療、介護、年金などの保険料を子どもに持っていく余地はない」

加藤勝信厚生労働相は7日のフジテレビの番組「日曜報道 THE PRIME」で、少子化対策の財源に既存の社会保険制度の保険料を充てることに否定的な立場を表明した。

《 加藤勝信厚生労働相(2023年1月撮影)》

加藤厚労相は番組で、「医療、介護、年金などで保険料を頂いているが、医療は医療、年金は年金に使うという制度の目的がある」と改めて説明。「例えば年金や医療のお金を子どもにもっていく、という余地は正直に言ってない。今でも医療などでは保険料を上げていかざるを得ない状況」と言明した。

岸田文雄首相が掲げる異次元の少子化対策は、財源の確保が最大の課題。自民党内ではその手立てをめぐり、医療や介護、年金などの保険料の一部を活用する案が出ていた経緯がある。

加藤厚労相は番組で、「(新たな)社会保険の方式で負担していくのか、税財源で負担していくのか、これからやるべき施策も含めてよく議論していきたい」と述べた。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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