認知症の母「通帳は自分で持っていたいの」管理が難しいことを理解してもらえず #母の認知症介護日記 13

認知症の母「通帳は自分で持っていたいの」管理が難しいことを理解してもらえず #母の認知症介護日記 13
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#母の認知症介護日記 13

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実家で通帳の大捜索を終えた私たちは、あーちゃんが忘れてしまうことを見越して、銀行の通帳を一時的に預かっていることをメモに書いて渡しておきました。しかし、次の通院に付き添っていると、通帳がないと言われてしまいました……。メモの存在も覚えていないようです。

通帳は姉が持っていて、定期預金から普通預金に変えるためだということを繰り返し説明しましたが……理解しているのかも覚えていられるのかも不安に思っていました。すると、やっぱり翌日「通帳がなくなった!」と、電話がかかってきたのです。

それからしばらくして……。あーちゃんのバッグから「再発行」という判が押された銀行の通帳が出てきました。私たちの説明は記憶に残らず、通帳がないから再発行しなくちゃ! と思ってしまったようです。同時に、通帳は自分で持っていたいと言い始め、通院の付き添いのときに持って来るように言われました。「もう通帳の管理は無理だよ」と姉は断りますが、あーちゃんは食い下がってきます……。

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通帳を預かってもらっているということを忘れてしまったら、自分のお金を持って行かれたという感覚なのかもしれませんね。趣味を楽しむお金がなくなったら? 何かあったときにまとまったお金が必要になったら? などと考えていて、あーちゃんも不安なのかもしれません。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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