…はい!?作り話をし続ける母。否定してはダメだとわかっていても #母の認知症介護日記 228

…はい!?作り話をし続ける母。否定してはダメだとわかっていても #母の認知症介護日記 228
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ
母の認知症介護日記/ワフウフ

いろいろな話を聞かされることに……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

父が登場する話をするあーちゃんはどこかうれしそうに見えて、どんな形であれ父が自分のために動いていてほしいと期待している本心が見えた気がしました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

否定してはダメだとわかりつつ、素で冷たい返事をしてしまうことも……。環境の変化による混乱からきているものだと思うので、早く落ち着いてくれることを願うばかりです。

ある日のこと。施設に行くと、あーちゃんが開口一番に「『ご主人様がいらっしゃいました』って言われたのよ!」と言いだしました。施設には私たち姉妹以外が面会に来たら、必ず連絡を入れてもらうようにお願いしてありますが、もちろん連絡はなし。おそらく、スタッフさんと話しているうちに、話の内容が脳内変換されていったのでしょう……。

また別の日には、父が叔父(あーちゃんの兄弟)に連絡をして「離婚の手続きを進めている」と言っていたらしいと話したあーちゃん。叔父から電話がきたという話でしたが、施設に入居する際にあーちゃんは携帯電話の番号を変えていて、その番号を叔父は知りません。つまり、これも作り話。父に関する作り話を、どこかうれしそうに話すあーちゃんの姿を見ると、どんな形であれ父には自分のために動いてほしいと望んでいるのだと感じます。

あーちゃんの作り話はこれだけでは終わらず、次々と新しいエピソードが口から出てきます。環境の変化による混乱からきているものだと思うのですが、否定してはいけないとわかっていても、何度も聞かされるうちに、つい冷たく答えてしまうことも……。早く落ち着いてくれるといいのですが。

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あーちゃんの作り話は、どれもすぐに作り話だとわかるような内容でも、聞いているほうは混乱してしまいそうです。それだけ、今のあーちゃんにとって新しい環境に順応するということは、とても大変ということを感じさせますね。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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