「突然死のリスクも…」駅の階段で意識を失い判明した命に関わる不調の正体【体験談】

「突然死のリスクも…」駅の階段で意識を失い判明した命に関わる不調の正体【体験談】
「突然死のリスクも…」駅の階段で意識を失い判明した命に関わる不調の正体【体験談】

「年齢のせいだろう」と思っていた体の不調が、実は命に関わる病気のサインだった——。これは、私が50代で経験した忘れられない出来事です。

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「年齢のせい」と決めつけていた日々

もともと立ちくらみを起こしやすく、少し動いただけでも疲れやすい体質だと思っていました。50代になってからは息切れがひどくなり、階段を上がるだけで動悸がすることも増えていきました。

それでも、「年齢のせい」「鉄分が足りないだけ」と思い込み、サプリを飲んで様子を見るだけの日々。深刻に受け止めることはありませんでした。

駅で倒れて救急搬送

ある日、通勤途中に駅の階段を上がっている最中、突然目の前が暗くなり、そのまま意識を失いました。気が付いたときには病院のベッドの上。医師から「大動脈弁狭窄症(だいどうみゃくべんきょうさくしょう:心臓の左心室と大動脈の間にある大動脈弁が狭くなる病気)」という診断を受けました。

心臓の弁が狭くなって血流が妨げられる病気で、「もう少し気付くのが遅かったら、突然死のリスクもあった」と言われ、全身が震えました。

重大な病気のサインであることも

幸い、手術で人工弁に置き換えることができ、リハビリを経て今では普通の生活に戻れています。

今振り返ると、あのとき自分の体の異変を“年齢のせい”と片づけていたことが怖くてなりません。疲れや動悸、立ちくらみといった症状も、時には重大な病気のサインであることを身をもって知りました。

まとめ

この経験を通して、「少しおかしい」と感じたときにすぐ受診することの大切さを痛感しました。これからは体の声に正直に向き合い、健康な日々を大切にしたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。

著者:村田公子/50代女性・パート

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

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