
結局、おじさんと目が合って、あーちゃんも触れてはいけない空気に気付いてくれたのですが、こんなふうに変な汗をかくことも増えてきています……。
なーにゃんの家へお風呂に入りに行ったあーちゃん。「足が冷える」と言って、施設からなーにゃんの家まで、靴下と、もこもこのあったかブーツを履いて、完全装備で歩いて行きました。しかし、お風呂に入って帰るときには、自分の足元を見て「今日、この靴下履いてきたっけ?」と聞き、なーにゃんから履いてきたと教えてもらうと、なぜか靴下のまま、なーにゃんのハイヒールに足を入れたのです……。自分のものと他人のものの区別がついていないことにも驚いたのですが、それ以上に驚いたのが、あーちゃんがいまだに「自分の靴=ハイヒール」だと思っていること。もし、まだ自宅で暮らしていたら、すり足でハイヒールを履いていたということ……!? 怖すぎます。
正直、あーちゃんは昔から空気が読めず、無神経な言動が多い人でした。だから、認知症になってから場の読めない言動をするようになったわけではないのですが、このところ、本当に困った言動が多いのです。特に困るのが、本人の目の前で「あの人って……」と、話し出してしまったり、指を差してしまったりすること。あーちゃんはヒソヒソとしゃべっているつもりでも、地声が大きいから、絶対に相手に聞こえていると思います……。
先日も、電車でどうしても座りたかったあーちゃんは、席を探して車両を移動していたのですが「ねえ、あそこの席空いているわよ!」と言ったのが、よりによって昼からお酒に溺れていたおじさんの隣……。結局、そのおじさんと目が合って、あーちゃんもやばいと気付いてくれたため、座ることはなかったものの、変な汗をかくようなことが多くて、あーちゃんを連れての外出もなかなか大変です……。
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認知症が進行すると、思いも寄らない言動に戸惑ったり、外出先で冷や汗をかいたりすることもありますよね。本人に悪気はないとわかっていても、対応に悩むのが介護者のつらいところです。笑って話せる出来事の裏には、ワフウフさん姉妹の苦労や苦悩がたくさんありますね。
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