
スーパーのバックヤードで、品出しや在庫確認を担当していた私。売り場の状況を毎日見ているからこそ気付くことがあり、社員に伝えるようにしていました。しかし、若い社員から意見を軽く流されることが多く、悔しい思いをしていました。
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パートだからと軽く見られて
私たちパートは、商品の品出しだけでなく、在庫の確認や売り場の整理、お客さまからの問い合わせ対応などもおこなっていました。
毎日同じ売り場に立っているため、どの商品が何曜日によく売れるのか、天候や行事によって売れ行きがどう変わるのかも、ある程度わかるようになっていました。気付いたことがあれば社員に伝えていましたが、担当になったばかりの若い社員からは、「発注は社員が決めることなので」と話を流されることが何度もあったのです。
あるときには、「どうせパートだから、そこまで考えなくていいですよ」と言われたこともあります。悪気はなかったのかもしれませんが、毎日まじめに働いていた私には、とても悔しい言葉でした。
発注ミスで売り場が混乱
ある週末、人気商品の特売がおこなわれることになりました。過去の売れ行きを考えると、予定されている発注数では足りないと思い、私は社員に伝えました。しかし、「前回の数字をもとに発注しているので大丈夫です」と聞き入れてもらえませんでした。
予想していた通り、商品は土曜日の昼過ぎには売り切れてしまいました。お客さまからは「広告に載っていたのに、もうないのですか」と問い合わせが相次ぎ、売り場もバックヤードも対応に追われました。
社員たちは慌てて近隣の店舗に在庫がないか確認していましたが、どの店舗も同じような状況でした。
現場の記録で空気が変わった
私は普段から、特売日の販売数や売り切れた時間を自分のメモ帳に記録していました。そこで、その記録を社員と上司に見せながら、「パートでも、毎日売り場を見ているからわかることがあります」と伝えました。さらに、すぐに用意できる代替商品を目立つ場所に並べ、お客さまへ案内することも提案しました。
具体的な数字を確認した上司は、「ここまで記録してくれていたんですね。次回から発注前に確認させてください」と言ってくれました。
それ以降、特売商品の発注前には、売り場を担当するパートにも意見を聞くようになりました。若い社員も「前回は何時ごろに売り切れましたか」と確認してくれるようになり、職場の空気は少しずつ変わっていきました。
まとめ
雇用形態だけで、人の経験や仕事の価値が決まるわけではありません。毎日同じ場所で丁寧に仕事をしているからこそ、見えることもあります。今回の経験から、現場で働く人の声にはきちんと意味があること、そして意見を伝えるときには、日々の記録や具体的な根拠も大切なのだと感じました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山岸尚美/60代女性・パート
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年7月)
※一部、AI生成画像を使用しています。
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