「おまんじゅうと干し芋とリンゴ」たった3つの選択肢が覚えられなくなった母 #母の認知症介護日記 357

「おまんじゅうと干し芋とリンゴ」たった3つの選択肢が覚えられなくなった母 #母の認知症介護日記 357
連載タイトルPIC

アルツハイマー型認知症になった実母のことやアラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるマンガ連載。

著者PIC
ワフウフ

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

先日、姉・なーにゃんが母・あーちゃんと用事を済ませて施設へ戻ってきたときのこと。ちょうど、玄関口からご遺体がストレッチャーで運び出されていました。刺激が強い光景に、あーちゃんも動揺している様子です。そこで、なーにゃんはそのまま施設の周りを少し歩くことにしました。しばらくしてから戻ると、あーちゃんはさっきのことをすっかり忘れているようで、笑顔が戻っていました。普段は困っている近時記憶(最近の出来事に関する記憶)の低下も、今回ばかりは助けになる形となりました。そんなあーちゃんは、相変わらず着替えがちゃんとできていないようで、明らかに少ない洗濯物を見て、ワフウフさんは毎回頭を悩ませています。さりげなく着替えを促しても抵抗を見せるだけで、どうすればきちんと着替えてもらえるのか、ワフウフさんは正解を見つけ出せずにいました。

★前の話

選択肢が増えてもありがたくない…?

先日、なーにゃんが面会に行くと、あーちゃんは同じ施設で暮らしているAさんと将棋をしていました。「頭を使えばボケ防止になるかと思ってね!」と笑顔で話していたあーちゃんですが、実はAさんから将棋を教わるようになったころにも、同じセリフを言っていました。しばらくして、なかなか覚えられない将棋におもしろさを感じなくなったあーちゃんは、Aさんから頻繁に将棋に誘われることが嫌になり、誘いを断ったのですが、以前のそんなやりとりも、今は忘れてしまっているようです。同じやりとりを繰り返しそうな気もしますが、後腐れがなくていいのかもしれません。そんな日々の中、今月も父から生活費を請求するメールが届きました。自宅に住んでいない妻に対し、毎月自分だけで使った光熱費などを半分請求する父に、ワフウフさん姉妹はあきれ顔。メールには、あーちゃんのことを心配する一文も添えられていたものの、父の関心があーちゃんのお金にあることは、お見通しです。

母の認知症介護日記/ワフウフ

あーちゃんがなーにゃんの家でお風呂に入るときは、お風呂上がりになーにゃんが飲み物と少しのおやつを用意します。先日、なーにゃんがおやつの選択肢をあーちゃんに伝えると……。

母の認知症介護日記/ワフウフ

あーちゃんは、すぐに聞き返してきました。

母の認知症介護日記/ワフウフ

なーにゃんが残りの選択肢を伝えますが……。

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