アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
先日、姉・なーにゃんが母・あーちゃんと用事を済ませて施設へ戻ってきたときのこと。ちょうど、玄関口からご遺体がストレッチャーで運び出されていました。刺激が強い光景に、あーちゃんも動揺している様子です。そこで、なーにゃんはそのまま施設の周りを少し歩くことにしました。しばらくしてから戻ると、あーちゃんはさっきのことをすっかり忘れているようで、笑顔が戻っていました。普段は困っている近時記憶(最近の出来事に関する記憶)の低下も、今回ばかりは助けになる形となりました。そんなあーちゃんは、相変わらず着替えがちゃんとできていないようで、明らかに少ない洗濯物を見て、ワフウフさんは毎回頭を悩ませています。さりげなく着替えを促しても抵抗を見せるだけで、どうすればきちんと着替えてもらえるのか、ワフウフさんは正解を見つけ出せずにいました。
選択肢が増えてもありがたくない…?
先日、なーにゃんが面会に行くと、あーちゃんは同じ施設で暮らしているAさんと将棋をしていました。「頭を使えばボケ防止になるかと思ってね!」と笑顔で話していたあーちゃんですが、実はAさんから将棋を教わるようになったころにも、同じセリフを言っていました。しばらくして、なかなか覚えられない将棋におもしろさを感じなくなったあーちゃんは、Aさんから頻繁に将棋に誘われることが嫌になり、誘いを断ったのですが、以前のそんなやりとりも、今は忘れてしまっているようです。同じやりとりを繰り返しそうな気もしますが、後腐れがなくていいのかもしれません。そんな日々の中、今月も父から生活費を請求するメールが届きました。自宅に住んでいない妻に対し、毎月自分だけで使った光熱費などを半分請求する父に、ワフウフさん姉妹はあきれ顔。メールには、あーちゃんのことを心配する一文も添えられていたものの、父の関心があーちゃんのお金にあることは、お見通しです。

あーちゃんがなーにゃんの家でお風呂に入るときは、お風呂上がりになーにゃんが飲み物と少しのおやつを用意します。先日、なーにゃんがおやつの選択肢をあーちゃんに伝えると……。

あーちゃんは、すぐに聞き返してきました。

なーにゃんが残りの選択肢を伝えますが……。