統計をとり始めた2012年以降で最も多くなっている。
昨年(2019年)の1年間で、認知症に起因して行方不明になったとの届け出があった人が1万7479人にのぼったことが、警察庁のまとめで2020年6月2日に分かった。行方不明者の総数に占める割合は過去最高の20.1%となっている。 前年から552人の増加。5年前の2014年の1.6倍となった。高齢化の進展が最大の要因。
2018年以前に届け出があった人も含め、昨年のうちに所在が明らかになったのは1万6775人。死亡が確認されたのは460人だった。見守りネットワークの構築やテクノロジの活用など地域の取り組みは進んでいるものの、対策が追いつかないケースがある。
警察庁によると、昨年に所在が判明した1万6775人のうち99.4%は届け出から7日以内に見つかった。一方で長期化する例もあり、発見まで半年以上が3人、1年以上が6人、2年以上が4人となっている。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint