老人ホームを探す前に見ておきたいオススメ映画3選

突然身近な人が高齢者向け介護施設に入居しなければならなくなった。
介護探しの体験談を拝見すると、投稿してくださったどの方も、
大切な人の終の住処としての居場所探しに懸命な様子が理解できます。

しかし、そんな不測の事態が降りかかってきても、高齢者向け介護施設は全くもって未知の場所。「老人ホームってなに?」「どんなところなの?」という思いが頭の中を渦巻くのは仕方のないことでしょう。

もし、今はまだお元気だとしても、身近に高齢のかたがいらっしゃるなら、
施設をテーマにした映画やドラマ、小説、漫画などをご覧になってはいかがでしょう? もちろんその多くがフィクションですが、気軽に施設の様子を垣間見ることができると思いますよ。

そこで今回は、介護カレンダー編集部がオススメの映画を3本ご紹介します。
いつか実際に高齢者向け施設を探すことになったとき、少しでもお役に立てればうれしいです。

『ケアニン〜こころに咲く花〜』

ひとりの若い介護福祉士が特別養護老人ホームで入居者や一緒に働くスタッフと心を通わせながら、ときには悩み、奮闘しながら成長していく物語。
2017年公開の前作『ケアニン〜あなたでよかった〜』の舞台が小規模施設だったのに対して、今回は大型の特別養護老人。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から現在上映が中止されていますが、youtubeで予告編が配信されています。
私ごとで恐縮ですが、その中で女性の入居者のご主人が「男性が風呂に入れるのか?」と声を荒げる場面に、老人ホームに入居した叔母が、「男性とお風呂に入るのは嫌だ」と泣きながら訴えていたことを思い出しました。
施設で働くスタッフ、入居者の家族では見方、見え方が異なるかもしれませんね。いつか劇場でしっかり見たいと思いました。

『ケアニン〜こころに咲く花〜』の予告編

『カルテット!人生のオペラハウス』

イギリスにある引退した音楽家が暮らす老人ホームが舞台の映画。
2013年に公開されたこの映画は名優ダスティン・ホフマンが初監督を務めたことでも話題になりました。日本の施設とはかなり違いますが、いわゆる高級老人ホームを想像する際の参考にはなるかもしれません。
日本でも同じような設定(テレビの世界で活躍した人物だけが入居できる老人ホーム)のドラマ『やすらぎの郷』『やすらぎの刻』(倉本聰さん脚本)が放映されて、シニア層を中心に人気がありました。
これからは日本もさまざまな特色をもった高齢者施設が増えていくかもしれませんね。

『カルテット!人生のオペラハウス』予告編

『パーソナルソング』

「1000ドルの薬より、1曲の音楽を」がキャッチコピーのアメリカのドキュメンタリー。老人ホームとはちょっと異なりますが、筆者が高齢者の問題に興味を持つきっかけになった映画です。
認知症の高齢者に、iPodで若い頃の思い出の曲を聴かせると、曲の記憶とともにその頃の記憶がよみがるのではないかという仮説を検証しています。
人間の尊厳とは何か? 重いテーマを老人と彼らを取り巻く人の笑顔が救ってくれます。

『パーソナルソング』予告編

新型コロナウイルス感染拡大防止のため在宅が増えている今だからこそ、ぜひ観ていただきたい映画です。

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