新政権の官房長官を担うことになった加藤勝信氏の後任として、自民党・石破派の田村憲久氏が厚生労働相に起用された。再任。
田村厚労相は夜の会見で、安倍政権が重視した全世代型社会保障の構築に注力したい考えを表明。菅義偉首相から受けた指示の中に、今後のニーズの増大を見据えた介護サービスの受け皿の整備が含まれていたことも明らかにした。サービスの担い手の確保が最大の課題となる。
このほか、オンライン診療の恒久化や医療・介護データの利活用、不妊治療の保険適用、働き方改革なども進めるよう指示があったという。
夜の会見では、新型コロナウイルスの対策に全力で取り組む姿勢も強調した。
秋冬に懸念されるインフルエンザとの同時流行に備えることが大きな課題だと説明。「発熱しても安心して医療を受けられるようにしたい。都道府県、市町村、現場の皆様としっかり連携して着実に体制を整えていく」と述べた。また、全国民分のワクチンの確保や検査能力の強化に力を入れる意向も示した。
情報提供元:介護のニュースサイトJoint