介護カレンダー編集部がネット上で探してきた特色ある高齢者向け施設や工夫を凝らしたさまざまな取り組みをご紹介する<編集部ピックアップ施設>。最近、ユーザーの方から「老人ホームの食事が気になる」というご意見をいただくことあります。
そこで、セントケア・グループにご協力いただき、7回にわたって高齢者向け施設の食についてレポートします。セントケア・グループは、「プロフェッショナルな技術と母親の心が溶け合ったような、あたたかく、優しく、飽きのこない美味しさ」をめざし、長年培ってきた智慧や経験を最大限に発揮しつつ、日々工夫を続けているといいます。
第1回:五感を刺激するおいしい食事を提供!「セントケア鵠沼 小規模多機能」「セントケアホーム鵠沼」(神奈川県)【編集部ピックアップ施設_vol8】
今回は、愛媛県松山市の「セントケア看護小規模松山」のキッチンスタッフの皆さんのこだわりを聞きました。
「バランスの良い食事は健康維持のために大切なこと。同時においしいものを食べることは大きな『喜び』であり、心に豊かな栄養を与えてくれます。こんな大切な『食』を粗末に扱うわけにはいきませんね」(おちさん)
「かつての『お勝手』は単に料理をするだけの空間ではなく、家の人が寄り、火を中心にくつろぎ、団らんをする場でもありました。ここセントケアのお勝手は、私たちキッチンスタッフから皆さんの食事風景が見えるオープンスタイル。そんな開放的で楽しい空間だからこそ、『おいしいもの』を作ろうという意欲や責任が高まります」(みやざきさん)
「ただカロリーを減らしたり、塩分を制限したりしたお食事は、味気もボリュームもない制限食です。セントケアでは、食材の彩りや調理方法を工夫、おいしい味付けにこだわり、カロリーを抑えながらもボリューム感のある、我慢しない楽しいお食事として召し上がっていただけます」(とくまるさん)
お話を聞いているだけで笑顔になります。プロの技だけでなく、作り手の思いのこもった食事は、きっと食べる人を元気にしてくれますね。
特に飲み込みが苦手な方は、歯科医師が嚥下(えんげ)評価し、それに合わせて食事形態を適切に調整し、誤嚥(ごえん)のリスクを軽減しているそう。その努力もあって「それまで誤嚥性肺炎で入退院を繰り返していた方が肺炎にならずに生活できるようになっています」(西本所長)。
まさに食べる楽しみが生きる喜びにもつながっているのですね。
次回の食事もお楽しみに。
セントケア・ホールディングの食への取り組みはこちらから
「食事の相談窓口サイト【ごはんde笑顔そして健康】」
「セントケアHD☆フード(@schdfood) • Instagram写真と動画」
協力:
セントケア・ホールディング株式会社:https://www.saint-care.com
セントケア四国株式会社:https://care-net.biz/37/saintcare-shikoku/
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