大きな地震や台風などの災害時、高齢者施設の入居者を避難させる際に活用できる「非常用 持ち出し袋」を三井物産が開発した。
一方の「職員用」は、入居者を引率する負担を減らして安全な避難の実現をサポートする設計。「入居者用」の中身に加えて、ヘッドライトやプラスチックグローブ、スマートフォンの充電器、携帯ラジオなどが盛り込まれている。
三井物産は今回の「非常用 持ち出し袋」について、「総合商社の調達力を活かし、企画から納品まで一括して提供することで、個別施設の企画の負担、調達費用の軽減を実現した」と説明。グループホーム協会の宮長定男常務理事は、「グループホームはもちろん、高齢者施設、障害者施設でも活用しやすい。避難に必要なものが揃えられているのに軽く、これなら高齢者でも楽々背負えて移動できる」としている。
提供元:介護のニュースサイトJoint