<編集部ピックアップ施設>は、介護カレンダー編集部がネット上で探してきた特色ある高齢者向け施設や工夫を凝らしたさまざまな取り組みをご紹介します。
第3回は、千葉県市川市の「有料老人ホーム『ハッピーニューライフ市川真間』」です。
「ハッピーニューライフ市川真間」は、全5室・定員5名という国内でも珍しい小規模ホーム。「楽しく長生き。」をモットーに、小規模ホームだからこそできる、こだわりの食事やアクティビティーを提供しています。
食事は、栄養士の指導のもと、可能な限り冷凍食品や化学調味料は使用せず、旬の食材を使って、職員が手作り、出来上がった食事は、入居者の皆さんと職員が一緒にテーブルを囲むそうです。
また季節ごとの行事食にも力を入れています。例えば、9月の敬老の日には、施設の社長自らが板前となって入居者や職員にお寿司を振る舞う「社長寿司」がオープン。お寿司屋さんのカウンターに見立てたテーブルに、入居者やスタッフが座り、好みのネタを注文しました。楽しいイベントは、入居者の皆さんからも大好評食だったといいます。
他にも、土用の丑の日にはうなぎ、暑い日にはかき氷などを提供するなど、「ハッピーニューライフ市川真間」の食に対するこだわりが感じられます。
これらには、「楽しみながら食事をすることで健康な毎日を過ごしてほしい」という願いが込められています。職員が一緒に笑い、楽しむことで、入居者の皆さんの毎日の暮らしにより一層の潤いが与えられているのですね。栄養だけでなく、季節が感じられる美味しい手作りの食事。定員5名という小規模施設ならではの取り組みですね。