見覚えのない傘をつかんで「これ、私の傘よね?」と言う母。形の認識が曖昧に #母の認知症介護日記 62

見覚えのない傘をつかんで「これ、私の傘よね?」と言う母。形の認識が曖昧に #母の認知症介護日記 62
連載タイトルPIC

介護施設や自宅での介護、介護について調べたり、介護を考えるきっかけになったことなどの体験談、マンガ記事をお届けします。

#母の認知症介護日記 62

さすがに我慢できなくなった姉は、チクリと小言を送信。

#母の認知症介護日記 62

#母の認知症介護日記 62

全然響いていない……(涙)。

#母の認知症介護日記 62

そりゃ落ち込むよね。

胃カメラ検査を無事に終え、病院を出ようとしたところ、あーちゃんが1本の傘をつかみ「これ、私の傘よね?」と姉に聞いたそう。姉はその傘に見覚えがなく、雨が降りそうな天気でもありませんでした。その傘は持ち手が変わった形をしていたので、そんな形の傘を持っていたかあーちゃんに聞き返すと「持ってないわよ!」と普通の顔をして言われ、なぜ自分の物だと思ったのか困惑……。

最近のあーちゃんを見ていると、物の形がわからなくなっているようなので、気を付けてみていないと人の物を悪気なく持って行ってしまいそうです。症状が進行するにつれて、一挙手一投足も見逃せなくなってきました。

そしてこの検査の後、ひどい風邪をひいてしまった姉。病院でもらってきたのであれば、あーちゃんも心配だとメールで連絡をしました。ほどなくして、元気にしていると返事が来て安心しましたが、同時に関係が最悪なはずの父とパンの食べ放題に行ったと報告され、姉はいろいろと複雑な感情を持つことに。

--------------

実際に他人のものを勝手に持って帰ってきてしまったら、認知症の症状の可能性が高いとはいえ、気を付けないといけないですね。荷物は最小限にする、バッグの中の収納場所を決めるなど、見慣れないものを持っていたらすぐわかるような対策も、これからは必要になってくるのでしょうか。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

介護体験談

生活・その他の最新記事