福祉施設のクラスター、295件に 厚労省 引き続き警戒を呼びかけ

福祉施設のクラスター、295件に 厚労省 引き続き警戒を呼びかけ
≪厚労省≫

厚生労働省は2020年10月14日、全国でこれまでに発生した新型コロナウイルスのクラスターが1600件を超えたと明らかにした。

公表された最新のデータによると、10月12日時点で1601件。このうち、介護施設も含む「福祉施設」は295件となっている。医療機関は288件だった。

「感染予防や早期検知、早期対応が進んだこともあり、首都圏などでは大規模な院内・施設内感染の発生が減少している」。新型コロナウイルス対策の助言を行うアドバイザリーボードの見解だ。

厚労省はこれを踏まえ、介護施設などに要請してきた面会制限を緩和する判断を13日に下している。感染の動向が地域によって大きく異なることなども考慮した。現場には引き続き、できるだけ3密を回避したり有事を想定したシミュレーションを実施したりするなど、感染拡大を食い止める取り組みに努めて欲しいと呼びかけている。

今回のデータは、自治体の報告などを基に厚労省が集計したもの。クラスターは飲食店(400件)や企業等(337件)で相対的に多く発生していた。このほか、学校・教育施設等が148件、運動施設等が41件、その他が92件となっている。

情報提供元:介護のニュースサイトJoint

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