岸田首相、少子化対策の財源は「社会全体で負担」「徹底した再出改革は大前提」 介護の見直しも一案

岸田首相、少子化対策の財源は「社会全体で負担」「徹底した再出改革は大前提」 介護の見直しも一案

国会では12日、全世代型の社会保障制度の構築を目指す法案を審議している衆議院・厚生労働委員会に、岸田文雄首相が出席して質問に答えた。

《 衆院・厚労委で答弁する岸田文雄首相 12日 》

今後の“異次元の少子化対策”を進める財源を確保するため、社会保険の負担の引き上げや給付の適正化を行うのではないか − 。野党側はこう追求した。

これに対し岸田首相は、今の時点で財源の確保策を固めているわけではないと重ねて説明したうえで、「少子化対策は社会全体の問題、国民ひとりひとりの問題。こうした認識のもと、社会経済の参加者全体が広く負担していく視点も重要」と強調。医療や介護など社会保険の見直しも否定しなかった。

また、「安定的な財源をどう賄っていくのか考えなければいけない。その際には徹底した再出改革は大前提だ」とも述べた。

政府は今月7日、新たに設置した「こども未来戦略会議」で財源をめぐる議論を開始。今年6月にも大枠の考え方をまとめる予定だ。

提供元:介護のニュースサイトJoint

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